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フジ スーパーオート (Fuji Super Auto)とは、フジ精機製作所を傘下に収めた豊和工業が開発した半自動方式の散弾銃の事。通称「フジオート」と呼ばれている。 == 概要 == 昭和38年に日本初の反動利用式自動散弾銃「フジ ダイナミックオート」を発売した日本猟銃精機製作所は、昭和40年代初頭頃まではそれまで主流であった「村田式散弾銃」からの買い換え需要にも支えられ、好調なセールスを記録していたが、1963年にアメリカで登場したガス圧利用式オート「レミントンM1100」や、イタリアのベレッタA300ガスオートが日本に輸入されてくるようになると、次第に売り上げを落としていく事となった。 日本猟銃精機は生き残りを懸け、昭和40年代中期に64式小銃や豊和M300等でガス圧利用式機構に実績がある豊和工業の傘下に入り、「フジ精機製作所」と改名。豊和の散弾銃製造部門として後継散弾銃の開発に乗り出す事となった。その結果、昭和46年に日本初のガス圧利用式半自動散弾銃として登場したのが「フジ スーパーオート」である。 フジオートは日本ではダイナミックオート以来馴染みが深いフジブランドで展開されたが、海外にもOEM供給の形で輸出が行われた。米国では70年代終盤から80年代中頃に掛けてS&W社から「S&W M1000」として、欧州では80年代中期から終盤に掛けてモスバーグ社から「モスバーグ M1000」として販売が行われた。 昭和48年にはクレー射撃スキート競技専用モデルである「フジ パーフェクトスキート」(Fuji Perfect Skeet)を追加発売。欧米のS&W、モスバーグ両社にも「M1000 Super Skeet」のモデル名でOEM供給された。パーフェクトスキートは当時の上下二連式スキート競技銃に比べてかなり安価であった為、ダブルクレーが多くなったスキート国際ルールが一般化するまでは、入門者を中心に高い人気を誇っていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フジ スーパーオート」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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